【体験談】中古住宅のメリットとデメリットとは?10年住んでわかったこと

当ページのリンクには広告が含まれています。

※アフィリエイト広告を利用しています

築54年の中古住宅に住んで10年になりました。
この記事では、長年住み続けてわかった中古住宅の本当のメリットとデメリットを、実体験を交えながら正直にお伝えします。
中古住宅購入を検討している方のご参考になれば嬉しいです。

このブログはYouTubeチャンネル「中古住宅の快適暮らし」を運営するChikakoが、動画の裏話やこぼれ話をつづっています。
YouTubeでは、築50年の中古一軒家に住む家族のささやかな日常をVLOG形式で発信しています。

目次

中古住宅に住むメリット

中古住宅に住むメリットは
・費用を大幅に抑えられる
・気楽に暮らせる
・自分好みにカスタマイズしやすい
・昔ながらの魅力を楽しめる
だなあ、と10年住んでみてつくづく思います。

費用を大幅に抑えられる

日本の住宅事情では、築50年の一戸建ては建物部分の価値がほぼゼロになると言われています。
私たちが購入した時も、実質的には土地代だけで庭付きの家を手に入れることができました。

新築を建てるとなると、土地代に加えて建築費用が必要になりますが、中古住宅であれば最初の購入コストを大幅に抑えられます。
その分、後々のリノベーションやカスタマイズに予算を回すことができるのは大きなメリットだと思います。

気楽に暮らせる

新築住宅だと、ちょっとした傷や汚れが気になってしまうものですが、中古住宅ではそういった心配がありません。
(すでに傷だらけだからね・・・笑)
多少の傷や汚れは「味」として受け入れられます。

子どもが壁に落書きをしてしまったり、ペットが床を引っ掻いたりしても、「また一つ思い出が増えた」と前向きに捉えられるのは、中古住宅ならではの良さかなと。

「まいっか」とおおらかに暮らせることは心が落ち着きます。

自分好みにカスタマイズしやすい

中古住宅の大きな魅力は、自分好みにカスタマイズできる自由度の高さです。
購入費用が抑えられた分、リノベーションやDIYに挑戦する余裕が生まれます。

私たちの場合は、最初に壁と屋根、床暖などを設置する最低限のリフォームを引越し前に行い、住んで5年目までは元々のキッチンを使っていましたが、子育てをきっかけにシステムキッチンを入れ替えました。
その後は自分たちの手で少しずつ改修していきました。

例えば:

  • キッチンの吊り戸棚を撤去して、オープンな棚板収納にリノベーション
  • 和室の押し入れをクローゼットや本棚に改造
  • 壁を漆喰や珪藻土でDIY塗装

特に壁塗りは入居前に毎週末通って、呼吸する健康的な壁に仕上げました。
(まあ大変でした・・・)
仕上がりはプロに敵いませんが、自分で手を加えることで、家への愛着もひとしお深まります。

昔ながらの魅力を楽しめる

新築にはない、古い家ならではの魅力があります。
柄ガラス窓や吹き抜け階段など、今では見られなくなった建築様式や素材感を日常的に楽しめるのは大きな特徴です。

木の温もりを感じられる空間は心を落ち着かせてくれます。
古い家特有の味わいや風合いは、新築では決して手に入らない価値があるので、好きな方にはとても満足度の高いお買い物になるのではないでしょうか。

中古住宅の現実的なデメリット

良いことばかりでは当然ありません・・・。
実際に10年住んでみて感じた中古住宅のデメリットや大変な点も正直にお伝えします。

10年住んでみて感じた、中古住宅に住むデメリットは
・直しながら住む暮らし
・寒さ・暑さと共に暮らす
・湿気との付き合い
・小さな訪問者たち
・予期せぬ出来事への対応
かなと。

直しながら住む暮らし

中古住宅では、修繕やメンテナンスが日常的に必要になります。
私たちの家では:

  • 住んで8年目に、浴室の水栓から水が出なくなり、自分で交換
  • 9年目には、ドアノブが限界を迎え、同じ部品を探して交換
  • その他、小さな不具合が定期的に発生

リフォームしてくれた工務店さんには、今でもいろいろ相談しています。
信頼できる専門家とのつながりは中古住宅では非常に重要です。

寒さ・暑さと共に暮らす

古い住宅の最大のデメリットの一つが、断熱性能の低さです。
冬は寒く、夏は蒸し暑いのが現実です。

住んでいるうちに、どこが断熱の弱い場所かが経験で把握できるようになり、季節ごとの対策が「恒例行事」となっています:

  • 冬は断熱シートやビニールカーテンでぬくもりを確保
  • 夏はすだれやグリーンカーテンを活用

今では、わが家なりの快適さを見つけることができましたが、常に季節の変化に対応する必要があります。

湿気との付き合い

日本の気候では湿気対策は重要ですが、特に古い家では顕著な問題になりがちです。

  • 押し入れは必ず除湿剤とセットで使用
  • 梅雨時期は除湿機がフル稼働
  • 湿気対策グッズをフル活用

適切な対策を講じることで、湿気とも上手に共存できるようになりました。

小さな訪問者たち

中古住宅、特に古い木造住宅では、虫との遭遇は避けられない現実です。

  • クモ、アリ、ムカデ、ゲジゲジなどが時々出現
  • 春先は特に虫対策を徹底
  • たまにカエルが顔を出すことも…

これも古い家の「味」と割り切って付き合っています。
(というか慣れました・・・G以外は)

予期せぬ出来事への対応

住んで3年目に震度6の地震を経験しました。
幸い、屋根や外壁もリフォーム済みだったおかげか、大きな被害はありませんでした。

築年数が古いため耐震性は常に気になるポイントですが、工務店と相談しながら可能な限りの対策を講じてきました。
地震保険にもしっかり加入していて良かったと実感しています。

住んで7年目からは、様々な「ちょっとしたトラブル」も発生しましたが、それもまた中古住宅との付き合い方の一部です。

まとめ:中古住宅での10年を振り返って

完璧ではないけれど、肩の力を抜いて自由にのびのびと暮らせるのが中古住宅の魅力です。メリットとデメリットを総合的に考えると、10年目の今も「この家を選んで良かった」と思える瞬間が多いです。

中古住宅購入を検討されている方へのアドバイスとしては、以下のポイントを意識されると良いかもです:

  1. 初期費用の安さだけでなく、将来的なメンテナンス費用も考慮する
  2. リノベーションの可能性と予算を事前に検討する
  3. 断熱性や湿気対策など、住環境の課題に対する対応策を考えておく
  4. 信頼できる工務店や専門家とのつながりを作る
  5. 完璧を求めず、住みながら少しずつ改善していく心構えを持つ

子どもの成長や家族の変化に合わせて、住まいも一緒に成長させていくことができるのが中古住宅の魅力です。
新築のような完璧さはなくても、愛着と思い出が詰まった唯一無二の住まいを作り上げていく楽しさがあります。

この記事の内容は、動画でも紹介しています。よろしければあわせて見てみてくださいね。

↓↓↓↓↓↓↓


この記事は実際に築54年の中古住宅に10年住んだ経験をもとに作成しています。家族構成やライフスタイル、住宅の状態によって感じ方は異なりますので、ご自身の状況に合わせてご参考ください。


Vlog形式で、築50年の家での暮らしや工夫を発信しています。
→YouTubeチャンネル「中古住宅の快適暮らし」

動画やブログで紹介したアイテムはこちらにまとめています。
→楽天ROOMはこちら

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「中古住宅の快適暮らし」をテーマにYouTubeで動画を発信しています。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次